議会運営委員会 (2013/12/17)
12月17日に行われた議会運営委員会を傍聴してきました。この議会運営委員会では、12月議会最終日の日程の確認と、議会改革(条例・規則等)について話し合われました。
議会改革について
前期(選挙によって改選される前)の議会運営委員会から引き継がれた3点の項目について、各会派で話し合われた結果が報告されました。
- 議会だよりに会派名と氏名を掲載する
- 意見交換会を年複数回開催
- 特別委員会、議会運営委員会の議事録のHPでの公開
「議会だよりに氏名を掲載する」に関しては、現状のまま会派名のみを記載するということになりそう。
「意見交換会を年複数回開催」については、前期の議会運営委員会で「決算議会(9月議会後)に開催する」という方針がすでに出されており、そのまま ”年1回” ということでまとまりそうです。
「特別委員会、議会運営委員会の議事録の公開」についてですが、これについては聞き漏らしてしまいました・・・(>_<) 改めて議会運営委員会の委員の方にどういう方向になったかを聞いてきたいと思います。
新たな改革検討項目
前回の議会運営委員会で、前期に話し合われた改革検討23項目とは別に、新たに議会として改革・検討してはどうかという内容が出されていました。合計8項目あるのですが、それらの項目について議会運営委員会の委員長・副委員長の方で優先順位をつけたものが提案されました。その検討項目と優先順位は以下のとおりです。
- 第1優先 :
- 1) 閲覧資料の部数増
- 2) 一般質問の方法、一問一答方式
- 3) 一般質問の質問席を対面式に変更
- 4) 土日曜日での一般質問の実施
- 第2優先 :
- 5) 各委員会のインターネット動画配信
- 6) ペーパーレス化へ向けたタブレット端末の導入
- 第3優先 :
- 7) 議員定数のあり方
- 8) 議員報酬のあり方
これらの項目は、すぐに実行されるというものではありません。「改革・課題として検討してみてはどうか?」という形で提案されたものです。
私としては、2) 3) の一般質問の方式について、議会運営委員会でどういった議論が交わされるのかには注目しています。議会を傍聴していて、一般質問というのはとても重要なものであることは理解できるのですが、原稿を読まれる形の現在の一般質問では、聞いていてなかなか頭に入ってこないことが多かったりするのです。一問一答方式になればそれが解消できるのかどうかは未知数ですが、そういった一般質問も見てみたい気も・・・
最後に、ある会派の委員の方から、こういった質問が委員会に投げかけられました。(私の解釈として)要約すると、
- 議会運営委員会は合議制をとっている
- その方の会派は、新たに改革を検討する必要はないと主張している。
- 新たな8項目が提案され、それがすでに検討項目になっているように思える。
- 合議制であるならば、新たな改革項目を検討するかどうかから議論するべきではないか?
であったかと思います。確かに仰るとおり。議会運営委員会としては、「新たな改革項目を検討しない」という選択肢を取ることだって不可能ではありません。
次回の議会運営委員会は、1月21日(火)10:00 から行われます。その他アリの扱いがどうなっていくのかも注目です。
議会だより編集委員会
続けて行われた、「議会だより編集委員会」も一緒に傍聴してきました。次回(1月1日号)と次々回(2月15日号)の内容が確認されました。あえて私がこの委員会を傍聴しようと思ったのは、話し合われる内容の中に「議会だより編集委員会への市民参加について」という項目があったからです。
結論から言うと、各会派とも共通していると感じたのは、
- 「可能ではあるが現実的に難しいのではないか・・・」
- 「議会の内容を発信する際の公平性をどうやって担保するか・・・」
といった理由から、まずは ”難しいだろう” といった結論でした。
この内容については、今後更に掘り下げて議論されるのか、これをもって一定の結論とするのか、もう少しだけ注目していきたいと思います。