山田候補の手は柔らかい・・・
京都府知事選挙に立候補されている山田啓二候補の個人演説会に、長岡京市で行われた2回、北区で行われた1回に行ってきました。各会場とも、席を埋め尽くす方々が来られていました。
現職の府知事である山田候補のことは、新聞やテレビ等で知ってはいたのですが、実際の生の山田候補を見るのは初めてでした。4期目を目指される現職知事であり全国知事会の会長をされている山田候補が、演説会でどのようなことを語られるのか、対立候補との違いはどこなのか、そのあたりに注目してお話を聞かせていただきました。
現職候補が語れること
と書いたものの、実は演説会に行く前から私の中で1つだけ確信がありました。それは、現職候補の演説は
「これまでの実績を並べることになるだろう」
ということです。これは批判ではなく、そうならざるを得ないと考えるからです。すでにこの3期の間に山田候補の方向性は示されていて、その方向性に対する支持を取り付けるという選挙になるのは当然です。では、私の地元である長岡京市の会場でどういうことが語られたのか・・・
京都縦貫自動車道の大山崎〜沓掛間の開通と、西山天王山駅の開業及びその周辺整備、この点については特に力説されていました。残っている「京丹波わち〜丹波」が開通(2014年度開通予定)すると、京都の北部と南部を結ぶ新しい人の流れ、モノの流れが生まれれる、その実績は大きい物があると思います。
問題がないわけではない
かといって、全く順風満帆ではないようです。山田候補によると、京都府の人口は減少傾向にあるにもかかわらず、世帯数は増加しているとのこと。これは「高齢者の一人暮らしが増えているのではないか」と分析されています。この辺りは、4期目のテーマとして掲げられていくことになるのでしょう。
また、一部で報じられている「消費税のアップに関して敬意を表する」発言についてです。演説を聞いていて、私はこの発言を報じられているような批判的な発言には取れませんでした。むしろその決定を下した国に対して、「アップするという苦渋の決断を下した事には一種の敬意を表するが、その代わりにやれることはやってもらわないと困る!」という発言にとれたのですが、他の方々にはどのようにとれたのでしょう・・・
チャンネルが違う??
今回の知事選挙は、現職と新人の一騎打ちの選挙です。新人候補は必然的に、現職の失策の指摘と独自の方針を打ち出すことになり、現職候補は上に書いたように実績を語る。両陣営の演説を聞いてると、お互いが「がっぷり四つ」の状態にはなりにくいので、演説会の「比較」はとても難しい物がありました。
ただ1つ、山田候補の演説会に参加して感じたことは、
「勝ち負けではなく、勝ち方が大事なのだ!」
という雰囲気が見て取れたことです。これまでの実績から大きな失点はない現職の山田候補の陣営ですが、衆議院選挙や参議院選挙などの他の選挙の時とは違う「ゆるさ?」を、周辺の応援の方々に感じてしまったのは私だけでしょうか・・・
写真はダメでした
ツーショット写真なのですが、最後に参加した長岡京市のバンビオホールで行われた演説会で「入り待ち」してみたのですが、スタッフの方にお願いしたところ、スケジュールが押しているということで、丁重に断られてしまいました。なので写真は、演説されているところだけという結果に(>_<)
ですが、通路に面した席に座っていたので、候補が次の会場に向かうときに、握手だけはしていただけました。お顔の表情と同じで、とても柔らかかったです。