【候補者探訪 : 第6回】 浅井ていこさん
選挙戦も3日目に入りました。私の自宅の回りでも選挙カーがひっきりなしに行来しています。時間は過ぎていきますが、候補者探訪の方は中々思うように進んでいません。お話を聞いた直後にまとめたメモ書きと格闘しながらの地道な作業です。前回も書いたのですが、実際にお聞きした順序と投稿している順序が前後したりしています。出来るだけ党派が偏らないように、そして各内容も出来るだけ中立性を保つように書こうとすると・・・今回も頑張って書いていきます。
候補者探訪第6回は、無所属で新人の「浅井ていこさん」にお話をお聞きしたことを書いてみたいと思います。
浅井ていこさんとお会いするまで・・・
浅井さんのことは、立候補される1週間くらい前に自宅にリーフレットが投函されるまで全く存じ上げませんでした。今回の選挙では様々な候補者の方の選挙事務所におじゃましましたが、面識のない候補者の方の選挙事務所に突然訪問するのは、やはりそれなりの勇気が必要です。
投函されていたリーフレットに「後援会事務所」の住所が書いてあったので、告示の数日前になってしまったのですが、お伺いすることにしました。
突然の訪問に戸惑われていたようにお見受けしましたが、私のことはご存知ではありませんから当然のことです。事務所を訪問の趣旨をできるだけ丁寧に説明させていただいたところ、快くお話をお聞かせていただくことが出来ました。
思い入れの強い分野
浅井さんが重点テーマとされているのは、「高齢者の声を市政に届ける」ということです。リーフレットにも書かれているのですが、高齢者の方が望まれていることとして、
- 決して、寝たきりにならない
- 自分の足で歩き、自分の手と口で食べる
- 住み慣れた我が家で最期を迎える
をあげられています。そういった要望を実現するために、自助・互助・公助のネットワークを長岡京市に作っていく、それが最大のテーマということです。とはいえ今すでにある同様の仕組みを否定されているのではなく、例えば自治会などの仕組みをうまく使い、それらを拡充していくことで、大きな安心を得られるネットワークづくりをされようとしています。
実は、私の手元にあるリーフレットには、先に書いた高齢者に関する項目以外のことは記載されていません。言い方を変えれば、このテーマ1本で立候補されています。このことに対する意見は様々ありそうですが、それだけ高齢者に関する政策の必要性が、この長岡京市にはあるということの裏返しなのかもしれません。
誤解される書き方になってしまったかもしれませんが、もちろん他のテーマに関するご意見はお持ちです。その辺りは、下を読んでいただくことでもご理解いただけるかもしれません。
市政に興味をもつために・・・
「私が市政に興味をもつためには何をしたらいいですか?」という質問を、浅井さんにもさせて頂きました。浅井さんからはすかさず、
「傍聴に行くことよ!」
という言葉が返ってきました。浅井さんも何度か市議会を傍聴されていて、傍聴に来ている人が少ないと感じていらっしゃったようです。同様の趣旨として、
「長岡京市には、本当に争点になるようなテーマはないの?」
とのお言葉も頂きました。浅井さんは、今回の他の候補者とは少し違った珍しい(と書いたら失礼でしょうか)経歴をお持ちです。リーフレットにも記載されているのですが、1993年から2002年まで広島県海田町の町議会議員として活動されていたのです。
私もお話をお聞きしたあと、広島県海田町の事について調べてみました。海田町では隣接する広島市との合併協議を進めていたのですが、平成15年に就任した町長によって住民投票が提案され、合併について事実上の白紙撤回をされたという事が合ったことを知りました。
「他の市町村と比較するのはどうかとは思うけど、前にいたところの議会は色々あったから活気はあったわね。長岡京市の議会も、もうちょっと活気があってもいいわね。」
と仰っていました。
ここからは私の感想ですが、確かに長岡京市には海田町のような明確な対立軸は無いようにみえます。それはとても喜ばしいことなのだと思う反面、ともすれば「現状維持で構わない」という考えに陥りやすい状況を作るかもしれないとも思いました。
事務所前で・・・
浅井さんは(おそらくですが)ご自宅を選挙事務所にされています。実は私がお伺いした時間がお昼から夕方にかかろうとする時間だったのですが、もう少し経ったらリーフレットの配布に出られる、そんなタイミングだったようなのです。それにもかかわらず、貴重なお時間を割いて頂いてお話を聞かせてくださいました。あとから聞いた話ですと、予定の時刻を30分も過ぎてしまっていたようです。
お忙しい時間にも関わらず、長時間お話をお聞かせ頂いてありがとうございました。
写真は、選挙戦2日目に街頭演説をされている所を通りかかった際の写真です。
次回は・・・
最初にも書きましたが、「候補者探訪」という企画を考える際に一番気にするのは、候補者の皆さんの迷惑になってはいないだろうか・・・ということです。私の気持ちの中では「候補者の邪魔はしない」「誹謗中傷になるようなことは書きたくない」「自分が見聞きした事を書く」といったことを気をつけています。かと言って、候補者の皆さん全員に対して平等に扱うことも実際には不可能です。なぜなら、事務所にはお伺いしましたが、未だ候補者ご本人とお会いできていな方が数名いらっしゃいますから・・・。
今回の選挙に対して、「私」が出会って感じた事を「私」の記録として残していく。またそれを、たまたま見ていただける方のために、少しでも分かりやすい文章で書く・・・これに徹して続けていきたいと思います。
候補者の皆さんが不快にならないよう、気をつけながら・・・