【候補者探訪 : 第8回】 冨田達也さん
投票日まであと4日、候補者探訪もだんだんと追い詰められてきた感があります。また不思議なもので、こういった企画を始めると本業の方の打ち合わせ等が増えてくるのは、なにか因果関係があるのでしょうか・・・。
候補者探訪の第8回は、無所属で新人の「冨田達也さん」からお聞きした内容を書いてみたいと思います。
冨田さんとお会いするまで・・・
冨田さんは、Facebook を使っていらっしゃいます。実は彼は半年以上前から Facebook を使って、市政に関心があること、(直接的ではないですが)市議会議員に立候補をほのめかすような発信をされていました。その頃すでに議会を傍聴するようになっていた私は、冨田さんの発信に興味をもつようになり、次第に直接会ってお話を聞かせていただく機会を頂けるようになっていました。今回の立候補されている新人候補者の中で、候補者であるということを認識した最初の方ではなかったかと記憶しています。
候補者探訪の企画趣旨を説明させていただいた所、お話を聞かせていただくことを快く OK してくださいました。
思い入れの強い分野
冨田さんのリーフレットには、4つの大きなテーマが書かれています。
- 歩きたくなる・歩いて暮らせる街づくりを!
- 教育・生涯学習の整備を!
- 子育て世代が安心して暮らせるまちへ!
- 議会を、より市民に近いものに!
この候補者探訪のテーマから考えれば 4番目のテーマに注目するべきなのかもしれませんが、私は冨田さんに1番目のテーマに関連して、中心市街地の再開発について聞いてみました。
まず冨田さんから返ってきたのは、自分が考えているのは「再開発」ではなく「整備」であるということでした。現在、阪急長岡天神駅周辺に関して、「高架化」や「半地下」など様々な案や手法が語られています。冨田さんはそれらに一定の理解をした上で、大規模な「再開発」をしなくても「整備」をしっかりやっていけば、今以上に機能的な駅周辺になるのではないかと話して下さいました。
冨田さんのリーフレットを読み返すと、市街地を拡大していくのではなく駅周辺を高密度化することによって、移動手段を「自動車中心」から「徒歩や自転車を中心」とする街づくりを提案されています。
それを聞かせていただいた私の感想としては、大規模開発を行う方法、周辺整備をしていく方法、いずれの方法を取ったとしても、この問題はそうそう簡単に解決されるテーマではないと感じました。その中で様々なアイデアや意見が出てくることは、私を含めた長岡京市民にとってとても嬉しいことですし、冨田さんの考える中心市街地の考え方は、他の候補者の方が話されている内容とは違う視点で興味深いと感じました。
冨田さんが、今後の中心市街地に関することを含めた、様々な政策や提案について発信される内容を、これからも注目していきたいと思います。
市政に興味を持つには・・・
冨田さんにも、「私が市政に興味をもつためには何をしたらいいですか?」という質問をさせて頂きました。冨田さんは比較的強い口調で、
「ひょっとしたら質問の意図からは外れるのかもしれませんが、僕は『教育』だと思うんです。議会を含めた市政について、小学校・中学校からもう少し教えていくことは大事なことなんじゃないかと思うです。」
そのお答えを聞いて、あるエピソードを思い出しました。昨年の10月に、長岡京市の市制施行40週年を記念して「子ども議会」が開催され、長岡京市に10校ある小学校の6年生の代表が市議会で実際に使われている議場を使って議論を繰り広げたのです。またその模様は、社会科の授業の一環として各小学校で中継されたそうです。私がよく知る当時6年生だったお子さんがそれをきっかけに政治に興味を持ち始め、その後行われた「衆議院議員選挙」「参議院議員選挙」、そして今回の「長岡京市議会議員選挙」のそれぞれの選挙に注目するようになったというお話を耳にしました。
冨田さんが語られた「教育」とは、こういうことなのかもしれません。市政や議会が特別なものではなく、子どもの頃から当たり前に触れられる機会があったら、ひょっとしたらこの「候補者探訪」という企画は良い意味でなかったのかもしれませんね・・・
次回は・・・
前回の候補者探訪で、次の更新時期を書いておきながら、結果的には次の日になってしまうという、なんともお粗末な進行になっているのですが、”一応” 本業が優先なのでその辺りはご容赦下さい^^
とはいえ、お話をお聞かせいただいた候補者の方はまだいらっしゃいます。残り時間は少なくなってきましたが、できる限りこのブログに記録として残していけるように頑張っていきたいと思います。
次は、夕方には更新したいと考えていますので、お時間がある方はご覧いただけると嬉しいいです。