【候補者探訪 : 最終回】 お礼の気持とともに・・・
長岡京市議会議員一般選挙の選挙期間も、あと数時間を残すのみとなりました。候補者探訪の企画自体は前回の投稿で一応の区切りは付いているのですが、最終回として私の今回の行動の動機になったエピソードを書かせていただくことで、市議会傍聴記の中の「候補者探訪」企画を締めたいと思います。
この企画をやってみよう・・・
今回の「候補者探訪」という企画をやってみようと考えたのは、平成25年5月26日に開催された「市民と議会の意見交換会」の時です。そこでは市民から様々な意見や質問が出されたのですが、その中で私も、恥ずかしながら1つ質問をさせて頂きました。
それが、
「私が市政に興味を持ったり知ったりするためには何をしたらいいですか?」
だったのです。
この質問に対して、今回の市議会議員選挙の候補者でもある日本共産党の「ふじもと秀延」議員が、議会を代表する形で次のように答えて下さいました。
「疑問は遠慮しないで、ぜひ議員に直接聞いて欲しい。議員は市民の皆さんから聞いてもらえることを、すごく嬉しいと思ってるんですよ。」
私は厚かましくも、すぐに藤本さんの元を訪れ、時間の許す限りいろいろな話を聞かせて頂きました。その経験は、私にとって議会の印象を大きく変えるものだったことは間違いありません。
実は先日、藤本さんが街頭で演説されている所に偶然出くわし、「これから事務所に戻るんですが、事務所の方にいらっしゃいませんか?」と声をかけて頂き、選挙期間中にもかかわらずたくさんのお話を聞かせてくださいました。
その中で私が印象に残ったお話を1つだけ。
今回の選挙では新人候補が11人立候補されています。先般、長岡京市議会では26名の定員を2名削減し、24名の定員となりました。それを引き合いに出され、
「もしも定員が26名のままだったら、もしかしたら最大であと2人は新人議員さんが増えることになったのかもしれないですね・・・」
この言葉が、今回で10期目を目指す藤本さんの口から出てきた意味を、議会に新しい風が吹こうとしているのかもしれないね・・・と語りかけられたような、そんな感触をお聞きしながら感じていました。
オリジナリティとは・・・
そして今回の「候補者探訪」を始める切っ掛けを作って頂いたもう1人の方は、同じく今回の選挙にも立候補されています、民主フォーラムの「大伴まさのり」さんでした。
私はそれまで、先程もご紹介した「市民と議会の意見交換会」など、大小問わず多くの集まりに参加しました。その中でたくさんの知り合いも作ることが出来ました。どちらかと言えば、他の方が企画・運営されているイベントや会に参加するという感じだったのです。
そんな中、まだ夏の暑さがまっただ中だった頃です。たまたま大伴さんとお話する機会があり、そこで議会や市政のことをたくさんお話してくださいました。もちろんそこには、選挙に向けたお話も少しはあったと記憶しています。その話の中で大伴さんから、私の胸に突き刺さるようなことを言われました。
「もっと独自性をもって行動してもいいんとちゃうか? もっと自分らしさ、自分ならどうする、自分ならどう考える、自分ならどう行動するっていうことを考えていったほうが良いんとちゃうかなぁ〜。少なくとも僕は、牧本さんの目から見た議会の印象を聞いてみたいと思ってるで」
私に決定的に不足しているのは「オリジナリティ」であることは、以前から自覚はしていました。ただそれを見事に言い当てられるとは・・・
私は大伴さんのその言葉をきっかけの1つとして「市議会傍聴記」を始め、今回の「候補者探訪」という企画も自分で考え(もちろん、たくさんの人には相談しましたが)、自分の足で動いてやってみよう、そしてこの形に行き着きました。
始まった企画は必ず終わるのです・・・
今日で市議会傍聴記の【候補者探訪】企画は終了します。
先に述べたお二方が「”候補者探訪” という企画をしたらどうか」と仰ったわけではないことを、ここで付け加えておきます。お二方から聞いたお話、小学生の朝の登校時の誘導をしていらっしゃる所に直接出向いてお話お伺い、Facebook や Twitter で候補者に直接コンタクトを取れるようになり、そして公職選挙法の改定で選挙期間中にネットを使った選挙運動が解禁された。これら全てがいい具合に重なりあったからこそ、この企画を始めることが出来ました。
またこの間、28名の市議会議員選挙の立候補者の方には、たくさんのお時間を私のために費やしていただいたことも感謝しなければなりません。いくら私がこの企画を始めても、候補者の皆さんのご協力とご理解がなければ成立するものではありませんでした。本当に感謝しています。また1人で始め、1人で続けてきたこの企画です。不手際などがあったかもしれませんが、それも候補者を始め皆様のご配慮でこうして企画の終了まで漕ぎ着けることが出来たことも、重ねて感謝申し上げます。
さて最後に、私はこの企画を始めるにあたり、誰に1票を投じるかということに真正面から向き合うことを目標に、この企画を進めてきました。
・・・そして明日がその投票日です。
これまでの行動に答えを出す時が近づいています。明日、自分の課したテーマに自分がちゃんと答えを出せることを、自分に期待したいと思います。
11回に渡って連載してきた「候補者探訪」、ご協力してくださった候補者の皆さん、候補者のスタッフの皆さん、そしてこの企画を見守ってくださった皆さん、
本当にありがとうございました。